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2025/05/25 17:29

350年の伝統を現代に伝えるー
二本松の家具の歴史は古く、寛永20年(1643年)に入府した二本松藩初代丹羽光重公が、城の大改築を行った際の産物の一つとしてはじまり、現在に至るまで350余年の伝統を誇っています。 
丹羽光重公が二本松に入って後の寛永年間(17世紀中頃)に、城の大改築が行われ、大工職人が城館を建築するかたわら、城内の建具・調度品なども手がけていたものが家具造りに活かされていきました。 
本格的な家具職人が現れたのは、天保年間(19世紀中頃)で、歴代藩主が奨励したこともあって、城中向けの芸術的価値の高い調度品を作り始め、現在の二本松伝統家具の基礎となりました。
田中家具のはじまりー
田中家具は明治2年(1869年)、家具の街として知られる城下町、福島県二本松市に創業しました。
初代寅二以来、その長い歴史の中で培われてきた家具造りの技術は、何人もの職人達によって150年以上にわたって受け継がれています。
明治時代から伝わる、打出の小槌や宝袋など縁起物を象った「宝づくし飾り」は田中家具のトレードマークとも言えるものです。
明治時代の広告では、伝統的な箪笥以外にも寝台(ベッド)、イス、テーブルなどの洋家具類も販売していたことが分かり、往時の様子が偲ばれます。
明治2年の創業以来、受け継がれてきた家具造りの技術。 
二本松伝統家具は、長い歴史の中で培われてきた優れた技術、昔ながらの技法で製作されています。 
もちろん、手仕事。 だからこそ出せる質と美しさ。 
木取りから組み立ての行程を一人で続けることで、完成度の高い箪笥が生み出されます。

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田中家具ギャラリー

創業明治2年、田中家具の和モダン家具や伝統家具、オーダー家具のほかリフォームの事例など、実際にお客様のお家にお届けした家具や製作前にプランニングした図面を集めました。

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